- 2009-07-02 (木)
- ニッキ。

僕は、ある日「神様。」にお願いをした。
「最後の恋。」をさせてください。
神様は、冬の寒い時に僕の元に突然やってきて
願いを聞き入れてくれた。
僕のカラダはその日から、深く沈んでいった。
カノジョはある夜に僕の前にやってきた。
確かそれは、いつもより眠気に満ちた夜だった。
薄汚れた赤い自転車。
カノジョの細い脚はペダルに弱い力をかけていた。
もう、すでに覚えてもいない冬の日。
僕たちは、海沿いの場所でキスをした。
その後、カラダを暖め、空腹を満たす為に
入ったファミレスのトイレで僕は吐いた。
カラダ中が、得体の知れぬ愛情で満ちあふれていた。
「スキ。」なんてコトバが陳腐なくらいに。
僕らは、思いっきりセックスをした。
もう何も覚えてないくらいに。
今思うとカノジョは見たコトのないくらいに濡れていた。
僕が息絶えるには充分なくらい。
僕は神経質なくらい避妊をした。
きっと何かを感じていたんだろう。
それは、まるで全身を何かで覆うように。
気がつくと僕は自分の心の輪郭をただなぞっていた。
その悲しいくらいに滲んだ輪郭を。
願いはもう叶っていた。
だから、僕はもう中途半端に生きていく。
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