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サイゴ、ノ、コイ。

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僕は、ある日「神様。」にお願いをした。


「最後の恋。」をさせてください。


神様は、冬の寒い時に僕の元に突然やってきて
願いを聞き入れてくれた。


僕のカラダはその日から、深く沈んでいった。


カノジョはある夜に僕の前にやってきた。
確かそれは、いつもより眠気に満ちた夜だった。


薄汚れた赤い自転車。
カノジョの細い脚はペダルに弱い力をかけていた。


もう、すでに覚えてもいない冬の日。
僕たちは、海沿いの場所でキスをした。


その後、カラダを暖め、空腹を満たす為に
入ったファミレスのトイレで僕は吐いた。


カラダ中が、得体の知れぬ愛情で満ちあふれていた。


「スキ。」なんてコトバが陳腐なくらいに。


僕らは、思いっきりセックスをした。
もう何も覚えてないくらいに。
今思うとカノジョは見たコトのないくらいに濡れていた。
僕が息絶えるには充分なくらい。


僕は神経質なくらい避妊をした。
きっと何かを感じていたんだろう。
それは、まるで全身を何かで覆うように。


気がつくと僕は自分の心の輪郭をただなぞっていた。
その悲しいくらいに滲んだ輪郭を。


願いはもう叶っていた。
だから、僕はもう中途半端に生きていく。

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