- 2008-05-04 (日)
- ニッキ。

別れ際、いつも僕等は、
手を取りあって泣いていた。
どうしようもない未来を憂いて
時間が進んでいくのを憎んで。
いつの間にか僕は時計を見なくなった。
気がついたら将来の話しをしなくなってた。
僕等はフラっと店のドアを開け
たいして美味しくないものも食べ続けた。
どんな、食べ物の味も感じなくなっていた。
理解しながら進んでいた。
気付いたら訳もなく泣いていた。
空はいつだって蒼いのに
街はこんなに賑やかなのに
新しい靴でしっかりと地面を踏みしめているのに
どうしようもなく悲しかった。
僕は、思った事をしゃべり続けながら
このまま終わってもイイと思ってた。
下らない世界で泥まみれになるくらいなら、
このまま、いつまでも泣き続けるくらいなら。
エラいやつが書いた本を破いて、
誰かが頭を下げて集めた役に立たない金を
炎の中に放り込んで、精一杯カラダを暖めて
冬の海をいつまでも眺め続けた。
僕につたわる暖かさは、
握り続けている小さい手からだけだ。
クソ暑い夏。
何回も何回も汗を拭いながら
僕は、おそらく忘れていくだろう。
きっと何もなかったかのように。
手を合わせ目をつぶり
すべての事実を受け入れていくように。
そして、いつの間にか
キミの名前も顔も忘れて。
きっといつか、
訳もなく悲しくなる事があるだろう。
もしそうであるなら、
僕は、いつか感じた痛みと悲しみに
感謝するだろう。
そう。
僕等にいつまでも胸いっぱいの愛を。