止まったままの流れ星を見続けて、僕らの夜は明けていく。
悲しい話と笑い声が交互に重なり合う。でも重ならない視線は遠くを眺めたまま。
少しだけ暖かい夜明け前の芝生の上。
一度だけ体温の数だけキスをする。
僕がここにいる理由。何故、そんなこと聞くんだい?
キミにすごく会いたくて、そしてちゃんと「さようなら。」を言いにきたんだ。
数えるのは想い出だけ。大半が「雨。」に流されて行った少しだけの欠片。
「夢の続き。」キミはそんな言い方をするけど、
それは多分、僕が言いたいことと同じこと。
だから今は側にいて。そして何も言わないで。
もう半袖の季節。
二度と来ないちょうどいい季節。
「えっ。」
きっと最後のコトバをキミはこんな風に聞き返すだろう。
そしてきっといつもみたいに笑い合う。