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少しだけ長く感じて。
やっぱりあっという間だった時間。
でも、きっと変わらなくちゃいけないんだね。
以前より穏やかになった自分にそんな風に話しかけてる。

 

とっても楽しかったよ。
無意味に盛り上がって、不器用にはしゃいで。
でも、いつの間にかうまくいかなくなって。
何だかコトバがかけずらくなって。

 

最後に「会いたい。」って言ってみた。
答えはもちろん「以前とは違うモノ。」だったけど。
それはそれは、もちろんそんな風に言われるって思ってたんだ。

 

さあ、もう変わる時。
みんなが笑顔のウチに「家。」に帰ることにするよ。
お酒でも飲みながら、ゆっくりとテレビを見ながら、
たまに見上げた「空。」が、キミと一緒にいた時に眺めた「空。」に似てたら、
その時は「キミのこと。」を少しだけ思い出してみるよ。

 

じゃあね。

もう終わってしまった今でも、僕に最期に訪れた「もしも。」について考える。
今になってみれば、もう答えは出てしまっている「もしも。」について。

 

僕たちは砂を踏みしめ、波の音を聞きながら
「僕ら二人。」にどれだけ「未来がないか。」の話をした。
イヤになるくらい長い時間。

 

それでも僕たちは、コトバがスベテ無くなった後、抱き合ってキスをした。
それは「もしも。」という分岐点の手前に位置する最期の場所。
未来を夢見ない「二人。」

 

期待感も後悔もない。ただキミを「今。」抱きしめている「瞬間。」だけ。

 

僕はただ生きている。
そこにも期待感も後悔もない。

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気まずい僕たちの間に「会話をしなくていい。」くらいの音量で、
音楽が流れている。それは僕が知っている限りの「キミのダイスキな曲たち。」
多分これは、算数や数学では教えてくれない「平行線。」
交わらない視線は、キレイに同じ方向を向いている。

 

キミにはずっと言えないままでいたけど、僕はこの雰囲気に慣れているんだ。
こんな時には、ただただ黙っていることをいつの間にか学んだんだ。
そんな沈黙を保ち続けるのに「夕方の公園。」はピッタリなのかもしれない。

 

創られた悲しいメロディに乗せられたコトバより、
こんな風に流れる「風の音。」や「子供達の笑い声。」の方がずっと切ない。

 

そんな風に思っているのは僕だけかな。

 

もう答えなんていらないのかな。
僕たちは映画や小説、テレビドラマに出てくる登場人物じゃないないし、
そもそも、僕たちの恋は、そんなドラマチックじゃない。
キミのトモダチや僕のトモダチを囲んでる物語たちとさほど変わりはない。

 

ねえ、僕も病んじゃうのかな。
キミがいなくなった切なさに耐えきれなくてココロが壊れちゃうのかな。

 

いや、今はそんなことを考えず、
この永遠に続きそうな沈黙にココロを委ねてみよう。

 

そんな風に思うのは、僕だけかな。

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「キミがスキだよ。」
「今日はその一言だけ呟いてみる。」

僕たちは探していた。ひとしきり「別れ話。」をした後にセックスのできる場所を。
キミはただ下をうつむきながら、いつもより少しだけ強く「僕の手。」を握る。
今日だって「別れたい。」って言い出したのは、キミの方なのに。

 

僕たちは、いつもの順序で抱き合って、最後は鏡越しにコトバを交わす。
そして、僕は何となく思う。

 

今度こそ「僕の方。」から別れ話を切り出してみよう。
きっと、キミはあっさりと「oui。」と答える気がする。

 

それでも僕たちは車に乗り込み「セックスのできる場所。」を探しにでかけるだろう。
だから、僕はキミがスキなんだろう。そんな風に思ったりする。

深夜に出くわした風景。この道はどこまでも続いているみたいだ。
全身を満たす「諦め感。」が、どこかへ運ぶスピードとリンクしている。

 

「新世界。」
「キミのいない時間。」

 

それは僕が「音。」を捨てた、まさに「理由。」

 

 

僕がこんなに悲しいのは、もうキミに会えないってことじゃなくて、
僕のココロの中から、キミがゆっくりと時間をかけていなくなっていくことなんだ。

 

それは愛されるとか、愛されないとかじゃなくて
瞳を閉じても、キミの姿が見えなくなってしまうことなんだ。

 

少しだけ後悔してるよ。
例えば、精一杯の真剣な顔で「ダイスキだよ。」とか言ってみればよかったのかな。
僕は何故かそうは思えないんだ。いや、思えなかったんだ。

 

でもそんな自問自答も今年で終わり。
自分勝手な区切りを付けて、新しい年を迎えるんだ。

 

たくさんの人に囁かれた「さようなら。」
今夜はキミと僕の間に。

 

欠けていく月を眺めながら。

今、想うと「キミの手。」は赤ちゃんみたいでプクプクしてキモチよかったな。
そんなことをふと思い出す。あれからたくさんの時間が過ぎたけど、
何でふと思い出しちゃうのかな。思い出せないことなんて山ほどあるのに。

 

でもキミは大人みたいな顔をして、少しだけ生意気な口をきいて
慣れてるようにキスをする。まるで初めてみたいな顔をして。
キミは笑いながら、窓の外を眺めながら煙に包まれている。

 

キミはあらゆる「中間。」に位置していた。

 

例えば「大人と子供。」
例えば「高揚と刹那。」
例えば「従順と反抗。」

 

それは手に取れるような大きさのキレイな砂が敷き詰められてる箱庭。
その砂を左右に傾け、動かしながら僕の立ち位置を移動させている。

 

でも、そんな甘酸っぱさ。
それはまるで過去に置き去りにされた叶わぬキスの味。
やり方のわからないキスの味。

 

キミがいればいい。
いや、いなくてもいいキミがいる。
ストレイトには終われない恋のカタチ。

少しだけ夜更かしした次の朝、
窓の外にこんな「蒼空。」があったらいいな。
二人で手を取り合って逃げ出して、偶然たどり着いた街。
そんな悲しい空気に包まれながら、見上げた空がこんなにキレイだったらいいな。

 

そして、キミより少しだけ早く起きれてたら。
もっといいかも。

 

悲しい話をたくさんした後にやってくる朝。
寝ているキミにキスをして。

 

まだまだ僕たちはたくさんの悲しみに包まれているけど。
キミがいてくれたら、平気そうな気がする。

 

ホントにキレイな朝。